そして今夜も眠れない・・・かも。 その2
- 2011/10/09
- 06:00
その2 深夜のリフレイン
「その1 それは突然始まった。」 のつづき
ここはともかく、母をなだめなければならない。

主張を否定せず、自分で気付くようにし向けるため、質問作戦を採った。
K先生って、幾つだっけ?
私より○歳上
お母さん、今幾つ?
えっと・・・○歳だったかな?
変だな。僕だって、今○歳だよ。
あ、じゃ私、もう○歳になるのね。そんな歳になっちゃったんだ。嫌だねぇ。
じゃ、K先生は幾つ?
私より○つ上だから、○歳。
K先生って、そんなにおばあさんなの? よく顔、思い出してごらん。
え・・・そんな歳じゃない。もっとずっと若い・・・あれ、変だね。私、さっき何って言ってた?
「先生が亡くなったから、みんなに知らせないと。」って
私、何勘違いしてたんだろう。 頭が変になっちゃったみたい。
もう夜中だから、そんなの気にしないで寝よう。
なんとか治まった。
我ながら上手くやったな♪
ところが・・・
1時間も経たないうちに、母が2階の僕の寝室に上がってきた。
母は脚が悪い。階段の上がり下りが不自由になり、寝室を1階に移したくらいだ。
K先生のお通夜に行かなくちゃいけないのに、黒い服が見つからないの。急いでるから、捜すの手伝って。
また前と同じ質問をした。
K先生って、幾つだっけ?
あとの会話は、微妙な違いはあるものの、ほぼ前の繰り返し。
これで再び正気に戻った母だが、無理して階段を上がった疲れのせいか、足腰が萎えていた。
どうにか1階に連れ下ろし、ベッドに寝かせた。
苦労掛けるね。ごめんなさい。
おやすみ
僕は2階に戻ろうと部屋を出た。
そのとき
私、動けないから、みんなにK先生が亡くなったことを知らせて。
K先生って、幾つだっけ?
つづく・・・たぶん

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「その1 それは突然始まった。」 のつづき
ここはともかく、母をなだめなければならない。

主張を否定せず、自分で気付くようにし向けるため、質問作戦を採った。
K先生って、幾つだっけ?
私より○歳上
お母さん、今幾つ?
えっと・・・○歳だったかな?
変だな。僕だって、今○歳だよ。
あ、じゃ私、もう○歳になるのね。そんな歳になっちゃったんだ。嫌だねぇ。
じゃ、K先生は幾つ?
私より○つ上だから、○歳。
K先生って、そんなにおばあさんなの? よく顔、思い出してごらん。
え・・・そんな歳じゃない。もっとずっと若い・・・あれ、変だね。私、さっき何って言ってた?
「先生が亡くなったから、みんなに知らせないと。」って
私、何勘違いしてたんだろう。 頭が変になっちゃったみたい。
もう夜中だから、そんなの気にしないで寝よう。
なんとか治まった。
我ながら上手くやったな♪
ところが・・・
1時間も経たないうちに、母が2階の僕の寝室に上がってきた。
母は脚が悪い。階段の上がり下りが不自由になり、寝室を1階に移したくらいだ。
K先生のお通夜に行かなくちゃいけないのに、黒い服が見つからないの。急いでるから、捜すの手伝って。
また前と同じ質問をした。
K先生って、幾つだっけ?
あとの会話は、微妙な違いはあるものの、ほぼ前の繰り返し。
これで再び正気に戻った母だが、無理して階段を上がった疲れのせいか、足腰が萎えていた。
どうにか1階に連れ下ろし、ベッドに寝かせた。
苦労掛けるね。ごめんなさい。
おやすみ
僕は2階に戻ろうと部屋を出た。
そのとき
私、動けないから、みんなにK先生が亡くなったことを知らせて。
K先生って、幾つだっけ?
つづく・・・たぶん

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