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そして今夜も眠れない・・・かも。 その2

その2 深夜のリフレイン
  「その1 それは突然始まった。」 のつづき

ここはともかく、母をなだめなければならない。
ピンクのカーネーション
主張を否定せず、自分で気付くようにし向けるため、質問作戦を採った。
 K先生って、幾つだっけ?
 私より○歳上
 お母さん、今幾つ?
 えっと・・・○歳だったかな?
 変だな。僕だって、今○歳だよ。
 あ、じゃ私、もう○歳になるのね。そんな歳になっちゃったんだ。嫌だねぇ。
 じゃ、K先生は幾つ?
 私より○つ上だから、○歳。
 K先生って、そんなにおばあさんなの? よく顔、思い出してごらん。
 え・・・そんな歳じゃない。もっとずっと若い・・・あれ、変だね。私、さっき何って言ってた?
 「先生が亡くなったから、みんなに知らせないと。」って
 私、何勘違いしてたんだろう。 頭が変になっちゃったみたい。
 もう夜中だから、そんなの気にしないで寝よう。
なんとか治まった。
我ながら上手くやったな♪

 
ところが・・・
1時間も経たないうちに、母が2階の僕の寝室に上がってきた。
母は脚が悪い。階段の上がり下りが不自由になり、寝室を1階に移したくらいだ。
 K先生のお通夜に行かなくちゃいけないのに、黒い服が見つからないの。急いでるから、捜すの手伝って。
また前と同じ質問をした。
 K先生って、幾つだっけ?
あとの会話は、微妙な違いはあるものの、ほぼ前の繰り返し。

これで再び正気に戻った母だが、無理して階段を上がった疲れのせいか、足腰が萎えていた。
どうにか1階に連れ下ろし、ベッドに寝かせた。
 苦労掛けるね。ごめんなさい。
 おやすみ
僕は2階に戻ろうと部屋を出た。

そのとき
 私、動けないから、みんなにK先生が亡くなったことを知らせて。
 K先生って、幾つだっけ?


 つづく・・・たぶん
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